園長NOTE

2015

集団のち・か・ら
夏休み、久しぶりに帰省し、郷里の秋田の竿燈祭り、隣県青森のねぶた祭りを見た。いずれも勇壮で100万人単位の観光客が、その幻想的な『灯(火)』祭りを堪能する。まさに観客とともに、一体感を作り上げるこれらの灯と闇は、和太鼓と笙(ふえ)と鉦(かね)の囃子が、強烈なビートで五感を揺すぶり、トランス状態に似た興奮を作り出す。日本人が、日本のふるさとを強く意識する瞬間でもある。
規模は違うが、さやま園の夏祭りや運動会などでも同様の一体感を感じることがある。強烈なビート感こそないが、確かに一体感は生まれる。達成感と言い換えてもいいが、そこに参加する利用者、職員、ボランティアがたしかに一体感を感じている。その瞬間の関係性は、まったくの掛け値なしの平等となり、仲間となって肩を組む。そこに理想的な福祉の形が見えてくる。
夏の障害者美術展に出展する作品をみんなで仕上げている場面に、その一体感を見た。
何かの目的に向かって心を一つにしてまい進する。そう心がけるだけで、何かが違ってくるのかもしれない。
威勢のいい掛け声とともに、「どっこいしょー、どっこいしょ」「らっせらー、らっせらー」