園長NOTE

2017

文化的で豊かな生活を目指して
 梅が咲き、彼岸花が咲き、桜が咲き、チューリップが咲き、芝桜が咲き、ハナミズキが咲き、藤の花が咲き、モッコウバラが咲き、春から夏に向けて次から次へと様々な花が咲き乱れます。その中で私が春を感じる花の一つは白木蓮です。以前住んでいた家のすぐ近くのT字路に、それは大きく見事な白木蓮が、毎年花を咲かせ春を知らせてくれていました。季節ごとに花が咲くのは当たり前ですが、若きし頃に、「すごいなぁ」と見上げた木蓮の花を毎年みて、「またこの時期が来たんだなぁ」と春を意識するようになったように思います。

 また、もう一つの花は、チューリップです。私はこの仕事のスタートを切った施設がさやま園でした。この4月に約10年ぶりに施設長として戻ってくることになりましたが、当時のさやま園は、木造平屋建ての3棟の作りで、大きな桃の木がありました。改築後もその桃の木は移植され、現在の南棟のある場所にありました。中庭の花壇には、当時の日中活動グループの園芸班がチューリップの球根を植え、一面が色とりどりのチューリップの花が咲き乱れ、支援室からボーっと眺めていたのを覚えています。

 改めまして、自己紹介をいたします。4月より園長として着任いたしました荒井と申します。
今あらためてさやま園に戻り思うことは、入所施設の社会的役割、重要性です。入所施設だからこそできること、入所施設にしかできないことがあると思います。
私たちは利用者の人生そのものをお預かりしています。その重みを感じながら、支援者として何ができるのか、何をしていけばよいのかを常に考え「OJLと共育」とテーマに、福祉の仕事は遣り甲斐があり、誇りと思える仕事であることを組織全体として認識し、成長していきたいと思います。

 また、豊かな生活とは個人個人捉え方は違うと思いますが、利用者一人ひとりに寄り添い、誰もが大事な存在であることを伝え、文化的であることを常に意識した生活に取り組んでいきたいと思います。人生急がず、ゆっくり、ゆったりと一つひとつの出来事に感動したり、悲しんだり、笑ったり、喜んだりしながら、無理せず自然にともに人生を楽しんできたいと思います。

 お知らせとして、隣接している駐車場内に新しくグループホームを建設することになりました。基礎工事も4月から始まり、開設に向けて順調に進んでおります。若くしてさやま園に入所し、何十年と生活している方が沢山います。その方々が短い期間であっても他の生活を送ることができる機会としての意味合いが強い開設となっています。そのことにあわせて、これからグループホーム及びさやま園のご利用希望者を若干名募集することになります。ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。

 至らない点が多々あると思いますが、暖かく見守っていただければ幸いです。
今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。