園長NOTE

2014

近頃ダイエット考
むかしむかし、若かりし頃、知的障害者の肥満と運動について、調べたことがある。当時は他の入所施設に勤務しており、全国的に『肥満』が話題になっていた時期であった。
北海道のおしまコロニーでは、リュックサックに水筒を入れ運動負荷としていたとか、傾斜地に立てられている施設では、食堂に向かう坂道を登坂することで運動になっているなど、参考になるようでならない情報が集まってきた。
とかく利用者のみなさんは、動くのが嫌いで、できれば三食昼寝付が理想のようである。ところがエネルギー保存の法則が働くのか、食べた分だけのカロリーを消費できずにおなか周りの貯蓄に回り、徐々に貫禄がついていくのである。したがって、消費に期待できないのであれば、エネルギーの供給を減らすしかない。食事制限となる。主食を減らす、脂分を減らす、お代わりを無くす、小盛りにする。
そういえば、肥満は生活習慣病の根本原因である、とTVの解説者が力説していた。やはり、ダイエットは必須なのか。
他方、利用者の一番の楽しみは何か?食事である。間違いなく食べることである。利用者の唯一の楽しみを制限せざるを得ない場合、支援員は途方もなく切なくなる。だから、何とか少しでもカロリーを消費してもらおうと運動を勧める。でも動かない、太る、やばい、・・・果てしなくこのジレンマが続く。
ふと思う、デブでもいいじゃん。さやま園便りがカルミアになったんだし・・・。